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Nutcracker ーくるみ割り人形ー
 くるみ割りの王様や王様のお城のお話はエルツ山地の風習に深く関わっています。現在でも、私たちはリンゴやジンジャーブレッド、お菓子と一緒にくるみをクリスマスツリーに飾ります。早くも18世紀半ばにはくるみ割り人形はシュネーベルクのエルツ山地の町ではよく知られる商品になっていました。
 この頑丈な木製の人形には、太い頭と下顎を操作して口の中で木の実を割ることができるレバーがありました。(注:現在のくるみ割り人形は装飾用となりくるみを割る機能はなくなっています)作家E.T.A.ホフマンは『くるみ割り人形とネズミの王様』の素晴らしい童話の中で、この伝統工芸品の置物を不朽のものにし、今日ではザイフェンのくるみ割り人形は世界中に名だたる商品になりました。
 その原型は1870年頃のヴィルヘルム・フヒトナー作までさかのぼります。人形のデザインや動かし方には根本的には変更は加えられていません。
 くるみ割り人形は工房ごとのデザインや使用されている材料の組み合わせや素材がどのように構成されているかでそれぞれの工房ならではの美しさが際立ちます。ミュラー工房の独創的なくるみ割り人形のシリーズをお楽しみください。

Smoking men ー煙出し人形ー
 19世紀初頭にパイプを使う喫煙がイギリスからドイツに伝わり、エルツ山地の人々もパイプを吸い始めました。パイプ製造の技術はおもちゃ造りにも取り入れられ、最初の煙だし人形が1850年頃にザイフェン近郊のハイデルベルクで作られました。
 しかめっ面の表情のくるみ割り人形とは対照的に、煙だし人形のデザインは、煙突掃除人、郵便配達人、鉱山労働者、そしてボヘミアからやって来た職人・行商人など、村のみんなが知り、とても好かれている人達を表している物でした。
 煙出し人形は、主に胴の部分で二つに分かれ、胴体の中でお香を焚くとその煙が人形の口から立ち上る造りになっています。お香には空気を清める働きがあり、ドイツではお客様の来訪時にもてなしとしてお香を焚く習慣がありました。
 最先端の設備を導入し新しい技術を得ること、また新たな市場へ挑戦する意欲から、当社も90年代に最初の煙だし人形の原型を制作しました。
 2004年からは、幅広いサイズの煙出し人形を継続的に制作し続けています。デザインは精巧で、様々な飾りと丸いお腹が特に特徴です。ミュラー工房独自の形状や、彫刻された足などの細かい要素はデザインとしてドイツ特許商標庁に登録済みのものです。

RauchKnacker ーラウフクナッカーー
(煙出しくるみ割り人形)
 エルツ山地の木工芸品と世界に名だたる製品を同時に併せ持った作品!これは今までになかった人形です。
煙だし人形とくるみ割り人形が一体となりました。ミュラー工房の高い技術が成せる業で、両方の機能がお互いに干渉することなく同時に成立しています。この作品を製作するには約80個の部品、100の作業工程が必要であり、資格をもつ熟練したミュラー工房の職人の手が無くては出来上がりません。
精巧で小さな細工がたくさんあるRauchKnacker® (煙出しくるみ割り人形)は、見る人の注目を一身に集めるでしょう。そして特別な贈り物にもなります!

インテリアライフスタイル2024出展商品

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