保育を手助けする実用書
発達障害のこどもを行き詰らせない保育実践
IK-1 発達障害のこどもを行き詰らせない保育 ーすべてのこどもに通じる理解と対応ー 郁洋舎
著者は長年、支援が必要な子どもの保護者、保育者と関わってきました。保育者が困惑する子どもの行動や場面を整理し、その理由と望ましい対応を解説しています。著者がたびたび口にするのが「発達障害のこどもへの理解と対応はすべてのこどもに通じる」というフレーズです。あらゆる場面で保育者が対応に戸惑う時に手に取ってもらいたい1冊。
目次
はじめにー戸惑い、対応に困る保育者のために
第1章 子どもの行動の理由に気づき、対応を見つける3つのキーワード
・キーワードその1:注意力とは?
・キーワードその2:感受性とは?
・キーワードその3:身体のリズムとは?
・発達障害のこどもへの理解と対応は、すべてのこどもに通じる
第2章 保育者が戸惑い、対応に困るこどもへの保育実践 (44タイトルから一部抜粋表記)
1 身体の使い方がわからない
2 ものにあわせて操作できない
3 午睡ができない
9 手をつながない
11 他児をひっかいたり、噛んだりする
19 あそびがみつからない
24 ゲームや競技で負けそうになるとやめてしまう
31 生活習慣が身につかない
39 自己主張が強い
41 手加減がわからない
42 手先が不器用だ
第3章 こどもを行き詰らせないために (タイトルを一部抜粋して表記しています。)
・行き詰ったこどもの姿は、おとなが作り出したもの
・こどもを行き詰らせる「愛着の問題」
・「愛着の問題」を持つこどもと保護者にとって、最も必要な保育での対応
・「愛着に問題がある」こどもへの保育実践
おわりにーこどもの育ちを支えるために
著者:野藤 弘幸
A4 判 128 ページ
発行:郁洋舎
A4 判 128 ページ
発行:郁洋舎
初版発行: 2021年7月27日
著者
野藤 弘幸(のとう ひろゆき)
作業療法学博士。発達障害領域の作業療法の臨床、大学教授を経て、現在は育てにくい、言うことを聞かない、学校に行かない、自分でしようとしない、何を考えているのかわからない、そのようにおとなから思われている乳児期から青年期のこどもたち、そのこどもたちを育てている保護者の相談と、そこに関わる保育者への研修を行う。 (本書巻末記載より引用)
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